集英社 (2015-07-24)
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ストーリー概要
隼太に知られてしまった鷹人とのキス。隼太に釈明しようとする菜乃花。「あの人とキスしたのは 俺と出会う前ですか」隼太の問いに嘘はつけずに…。知ってしまった。知られてしまった。もう以前のようには向き合えない。身が切られるように苦しくて、切なくて、心が痛い。
読者さんからの感想投稿

じゃむさんからの感想です♪
待ってましたの6巻です。
5巻の終わりで急いで隼太のところに駆けつける菜乃花だけど、この6巻は冒頭から切ない隼太のもんもんとした気持ちから始まって、大きいコマ割りのせいか感情が直に伝わってきてドキドキしました。
隼太は前カノとの別れはあっさりした感じだったのに菜乃花にはそうもいかないようで、初恋の定義は人それぞれでしょうが、隼太の苦しむ姿を見てるとこれが初恋?もしくは、鷹人の登場で、可愛らしい少年だった隼太から大人の男性へと成長しつつある初めての本当の恋のように思います。
また菜乃花が自分がしてしまったことを鷹人がしたことに重ねて、でもそれが鷹人が自分のことを好きだからしたんだとは考えが結びつかないことに、鷹人が気の毒になる反面、鷹人との付き合いは菜乃花にとって自分の一方通行な恋だったんだな感じました。
菜乃花に対して素直になれない鷹人がやっと素直になれたけど、それは弱っている菜乃花を余計に追い込んでしまうことなのに結局鷹人はいつも自分のことしか考えることができず、鷹人が菜乃花を一番に考えることができるようになった時、菜乃花に幸せがくるような気がします。
トータルして3人が3人なりにもんもんとして、読んでる私まで苦しくなるような6巻でした。