[レビュー]りぼん付録のコミックペンが酷い

8月3日に発売されたりぼん9月号。付録として、「まんが家デビューセット」が付属していました。中でもコミックペンは「史上初!つけペンの描き味を再現」と宣伝されていましたので、今回はこれをレビューしてみましょう。

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※(2015/8/26追記)コミックペンのインクの入れ方について検索されている方が多いため、補足記事を書きました。

りぼん9月号付録

今回付属している「まんが家デビューセット」は、文房具の入った箱とマンガ用紙の2つ。

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箱の中身は

シャープペンと、ペン入れ用のコミックペン、ツヤベタ用の筆ペンが入っています。

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マンガ用紙はB5サイズのマンガ用紙が入っています。紙質は投稿用として売られている漫画専門の画用紙と同程度の質感です。

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右下にりぼんのロゴが入っていて、使うのがもったいなくなる感じです。

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シャープペン

鉛筆っぽいシルエットで、ノック部分は本物の消しゴムが付いています。

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何が漫画専用なのかなと見てみると、芯の色が青い。印刷されないために、漫画家さんの下絵用として使われている青色芯が入っていて、よく見るとペンにもは「LIGHT BLUE COMIC PENCIL」と書かれています。

ただ、実際に絵を描いてみましたが、色のノリが悪くて使い物になりません。きちんとした青色芯のシャープペン使ったことありますが、黒色に比べて描きにくさはあるものの、こんなに描きづらいものを見たことがありません。このクオリティの芯しかつけられないなら、他の文具にコストかけた方が良かったのでは?と思ってしまいます。

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つやべた用筆ぺん

黒髪を塗るのにコミックペンを使っていると汚いタッチにしかならないため、つやべた用として筆やマーカーで黒色を塗ります。これ用のつやべた用筆ペンんが付属しています。少しインクの出が悪いのと筆先が太すぎますが、使えるレベルでした。B5の画用紙でつやべた塗るなら、もう少し細い方が良かったのかもしれません。

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問題のコミックペン

※(2015/8/26追記)コミックペンのインクの入れ方について検索されている方が多いため、補足記事を書きました。

可愛らしいデザインで見た目は期待が持てるものでした。

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万年筆方式で、カートリッジを指して使うタイプで、おーーー!と思ったのですが・・・

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あまりの酷さに、無駄に動画を作ってしまいましたので、まずはこちらをご覧ください。

どうです。普通に線を書こうとすると、まったくインクが出てこない。で、どうやれば出てくるかというと、回避策がこちら。

なんじゃこりゃって感じです。りぼんの読者層を考えると、小学生・中学生がメインターゲットになるかと思います。正しい文房具の持ち方を覚えるべき世代に、こんなもの提供するぐらいだったら、どれか一つに絞ってきちんとした付録を提供した方が良いように思います。

構成やデザインは、さすが集英社!と思う素晴らしいものだけに、品質面を何とかしていただきたかった所です。

りぼん 2015年 09 月号 [雑誌]
集英社 (2015-08-03)

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