[書評]りぼん 2015年9月号 感想(1)

8月3日発売のりぼん9月号。書評を数回に分けてお送りします。

※10月号書評も掲載中です。

9月号のラインナップ(2015年9月号)

りぼん 2015年 09 月号 [雑誌]
集英社 (2015-08-03)

今回のラインアップは以下の通り。60周年企画として、『ときめきトゥナイト』と『こどものおもちゃ』が久しぶりにりぼん本誌に登場です。

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全ての作品の書評を一度に書くのは大変なので、何度かに分けて掲載していきます。

【新連載】吹彩-SUISAI- 第1話 (雪丸もえ先生)

「ひよ恋」の雪丸もえ先生の最新作が今号からスタートになりました。

ひよ恋 コミック 全14巻完結セット (りぼんマスコットコミックス)
雪丸 もえ
集英社
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コミックス「えそらごと。」の発売も控えていて、怒涛の攻勢ですね。

えそらごと。 (りぼんマスコットコミックス)
雪丸 もえ
集英社 (2015-08-25)
売り上げランキング: 21,934

今回の作品の舞台は巻頭カラーを見ても分かる通り、高校の吹奏楽部が舞台です。

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主人公「佐野うらら」は高校1年生。高校入学のスタートから物語は始まります。

中学時代に、陸上の有力選手だった「うらら」は、高校デビューのため髪を伸ばし女の子らしい姿を目指していますが、当時の活躍を知る陸上部の先輩たちから勧誘を受け続けています。そんな時に、ふとしたきっかけで吹奏楽部に所属する神崎湊と出会います。いろいろな経緯を経て、吹奏楽に目覚めていくという所までが第一話となっています。

吹奏楽の音色に感動し、それを奏でた楽器に感動するシーン等、恋愛模様以外の過程もじっくり描いています。

フルートに触れ、感動する主人公うらら

フルートに触れ、感動する主人公うらら

フルートを持っている姿を友達に見られ、「吹奏楽なんて興味が無い」と逃げ去るシーンでは、中学時代に陸上部の成績が良すぎて孤立した経験から、吹奏楽部から逃げ出したことが描かれているが、楽器を吹けないことにショックを受けている後のシーンだけに少し違和感を覚えたな。

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指摘が細かいよー・・・

恋愛的な要素を膨らませるのはこれからで、しばらくは吹奏楽関連の話題で拡げていくのかなという感じですね。

バディゴ! 第12話 (黒崎みのり先生)

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男装でアイドルを務める主人公雫石愛がブランデーケーキで酔っ払ってしまい、ウィッグを脱いだ状態で控室で潰れてしまった状態から今話はスタート。

愛のことを女だと気づいているハヤテが、雫(主人公愛がハヤテに対して名乗っている偽名)に会いたいと言い出し、愛が悩む男装ものの定番ストーリーが繰り広げられます。

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みのり先生の描く、(女性の姿の)愛が可愛くて、キュンキュンしてしまいます。終盤には二人の関係を大きく変える出来事が訪れ、目が話せません。次号までにこれまでのストーリーをおさらいしたくなるストーリー展開でした。

バディゴ! 2 (りぼんマスコットコミックス)
黒崎 みのり
集英社 (2015-06-25)
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今の所、りぼんで連載中の作品の中で一番好きな作品です。評価が甘めになりますが、ご容赦ください(笑)

今話は、バレンタインデーのお話から、鳥羽くんとの関係をクラスメイトが疑りはじめ・・・という展開でした。いろいろと話しの変遷はあるのですが、これ書いてしまうとネタバレになってしまうので、割愛します。

しかし、今話の重要な所はそこではありません。主人公つばさと、アキがめっちゃイチャイチャします。お前ら爆発しろ!

本格的な話の展開は次号になると思いますが、目が離せません。

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