[書評]りぼん 2015年9月号 感想(3)
8月3日発売のりぼん9月号。書評3回目です。
9月号のラインナップ(2015年9月号)
今回のラインアップは以下の通り。60周年企画として、『ときめきトゥナイト』と『こどものおもちゃ』が久しぶりにりぼん本誌に登場です。
全ての作品の書評を一度に書くのは大変なので、何度かに分けて掲載しており、今回は第3回目です。
- 巻頭カラー:【新連載】吹彩-SUISAI- 雪丸もえ
- バディゴ! 黒崎みのり
- つばさとホタル 春田なな
- なないろ革命 柚原瑞香
- 絶叫学級転生 いしかわえみ
- またあした 村田真優
- センチメンタルレター 優月うめ
- 猫田のことが気になって仕方ない。 大詩りえ
- ロマンチカ クロック 槇ようこ
- チョコたん! 武内こずえ
- 僕の家においで 優木なち
- ギャグ&ショート
- 60周年スペシャル企画:
センチメンタルレター 第2話 (優月うめ先生)
主人公安保の初恋の人たくみ君。たくみ君は死んでしまったはずですが、転校生として瓜二つのますみ君が現れ・・・。ますみ君はたくみ君の双子の弟だったけれど、たくみ君が死んだショックでますみ君のお母さんはますみ君のことを「たくみ」と呼びはじめ、ますみ君は自分のことを「たくみ」だとして自分の名前を封印していました。安保は「私だけは本当の名前を呼んであげる」と決めたものの、そのますみ君から、突然キスされた所で前話は終わりでした。
さて、今話は、ふて腐れる安保の顔からスタート。なぜ、キスしたのかと問い詰められて、ますみ君は恥ずかしくもなく「好きだから」と伝えます。
教室でこんなことを言うものだから、周りからは冷やかしの声がたくさん。盛り上がったクラスは、ますみ君の歓迎会を夏祭りで行うことに。
当然、夏祭りですからキュンキュンイベントがたくさん発生しますが、こちらはご自身で見てください(笑)
一歩踏み出した二人の関係。ただ、ますみ君の携帯にはお母さんからの着信が・・・という所で、今話は終わり。次の展開が気になる所です。
猫田のことが気になって仕方ない。 第29話 (大詩りえ先生)
8/25に最新6巻が「猫田のことが気になって仕方ない」。
猫田のことが気になって仕方ない。 6 (りぼんマスコットコミックス)
集英社 (2015-08-25)
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今話は29話ですが、やっぱり、猫田の顔を見て笑います(笑)
主人公未希子は転校先の高校で猫田君に出会い、未希子だけ猫田君の顔が猫に見えます。他の同級生達はそんなことが無いらしいので、未希子だけが猫に見えていました。見えていましたというのも、新しく友達になった千砂も猫田の顔が猫顔に見えるのです。でも大事件が発生し、千砂は猫田の顔が人間に見えるようになったらしいのです。
未希子は気になり、猫田の顔が人間に見えた理由を千砂を問いただしたら、「猫田にドキドキした」ことが原因らしいのです。
猫田の顔が気になる未希子は「猫田にドキドキ」するため、様々な手を尽くす・・・というのが今話のお話です。
最後に二人の関係を大きく変えそうな出来事も起きます。本誌およびコミックでチェックしてみてください。
ロマンチカ クロック 第37話 (槇ようこ先生)
主人公杏花音は体調を崩して、入院中。今話では、入院先の病院で実優ちゃんという女の子と出会います。
少し内気でクールな雰囲気の実優ちゃん。交流を深めていくことで、次第に仲良くなり、病院内を案内して貰う杏花音。
入院する子どもたちには「ひまわりの部屋」と呼ばれている集中治療室(ICU)の前を通りますが、後々、これが伏線になってしまう事態が。
今話の終わりには、恐らく杏花音の病状への伏線になるのだろうと思われるシーンが登場します。今話は重たい話ですが、今後の展開を考えるときちんと読んでおいた方が良い話だと思います。
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