【読者投稿】一の食卓(2)感想
当サイトでは、読者さんからのコミックス感想文を募集しています。
今回は、あいさんからの投稿で、一の食卓2巻について、感想文を掲載します。
(あい)時は明治、新撰組の生き残りである斎藤一(さいとう・はじめ)が事情から身分を隠して外国人居留地内のパン屋「フェリパン舎」に転がり込む物語の第2巻目である。
そこで働くヒロイン・西塔明(さいとう・はる)は、生粋の日本人でありながらフランス人から西洋料理を学び、ご褒美に貰ったピアスで耳に穴を開けてしまうという、なかなかの少女。
樹なつみは元から好きな作家の一人で、彼女の新作というのと未知ジャンルへの初挑戦という謳い文句に惹かれて購入(樹なつみといえばまず思いつくのはSFという程、それまでの作品はそっち寄りが多かったので)
さすがに新撰組の存在ぐらいは知っているものの歴女でもない自身が、いきなり幕末の情勢や当時のパン作り論を読むのは小難しいかな…という感じも受けたが、そこは樹なつみ先生!やってくれました。
まず斎藤一(※作中では「藤田五郎」という偽名を使っている)この人の存在感が半端ない。明ちゃんのいじらしさや淡い恋心も相まって、ぐんぐんと二人やストーリに惹き込まれていく。
更にこの2巻では新キャラも出てきて、これがまたストライク(笑)
もう今から次巻が楽しみになって来ました♪
白泉社 (2015-09-04)
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