【読者投稿】ウラカタ！！ (2) 感想

by shirataki · 公開 2015年11月3日 · 更新済み 2015年11月2日

今回は、南さんからの投稿で、ウラカタ！！２巻について、感想文を掲載します。

（南）大学１年の栗栖蘭丸はひょんなことから【美班】に入部することに。【美班(びはん)】とは映像系サークル全ての美術（大道具・小道具・衣装・メイク）を請け負う造型集団。ネガティブこじらせて妄想癖まである主人公も健在で1巻ラストでまさかの恋の予感！？でしたが、それは読んでのお楽しみ。2巻では美班メンバーにスポットが当てられています。

美班部長の理屈系俺様ジャイアンな郷田先輩がひたすらカッコイイです。理屈系のジャイアンって新しい(笑)。オタク部屋を馬鹿にした役者を論破する姿にスカッとしました。自分に理解できないことを安易にキモイって馬鹿にするのは簡単だけど見苦しいですからね。

また、ストーカーを撃退するためのリアル汚部屋でドン引き作戦に笑い、その再現度の高さに依頼者が可哀そうになりました。ゾンビ大好きな特殊メイク担当【真麻】のリア充に憧れるけど、ゾンビが好きで「そんな風に夢中になれる自分を否定したくない」って葛藤や、蘭丸の居候先の美少女【蒼ちゃん】の素顔が見えてきたりと、わいわいガチャガチャ楽しいです。ネガティブ同盟可愛いです。

相変わらずのテンポの良さ。超個性的なメンバーに囲まれてすでに影が薄くなってきてる主人公がんばって！