【読者投稿】彼女になる日 (2) 感想
当サイトでは、読者さんからのコミックス感想文を募集しています。
今回は、南さんからの投稿で、彼女になる日2巻について、感想文を掲載します。
(南)作中の世界では男女比を常に一定に保つために、性別を変化させる通称【羽化(うか)】という習性がある、というトンデモ設定です。主人公の三芳恭介の彼女(幼馴染でもある)間宮奈央は17才まで男だったのですが羽化によって今は女の子です。ナイスバディ!
男が女に変化する【羽化】に偏見や拒否感がある人もいるのも事実なので奈央が元男であったことは周囲には隠しています。「気持ち悪い」などという言葉で奈央を傷つけたくない、三芳は一見地味ですが優しくて男前ですね。
ヒロイン奈央は一見活発で明るいけど、母親に対して複雑な思いがあります。好きな男の為に父と自分を捨てた母親。三芳と一緒にいるときの幸せな顔が母親にそっくりなことにショックを受けます。
自分も母親のようにいつか三芳以外の男を好きになるのではないか。それが怖い。自分を信じられないのは辛いですよね。本当に三芳が好きなんだなぁと感じました。
そんな彼女に対して、男であっても女であっても間宮奈央であることには変わりないし、他の男に目移りなんてさせないと宣言するのは格好よかったです!
幼いころの2人の話もよかったし、奈央(男だった頃)の元カノもいいキャラだったのでまた出てほしい。本編はもちろんだけどオマケ漫画の女子の胸の現実に笑いました。ソレは半分を占めている!
最初は特殊設定すぎてどうしよう!と戸惑ってましたが予想以上に面白かったです。