[書評]月刊LaLa(ララ) 2016年2月号 感想(2)
2015年12月24日発売のLaLa2016年2月号。
今回は、新規にライターとして参加した鈴(すず)さんが、書評を数回に分けてお送りします。
2月号のラインナップ
今回のラインアップは以下の通り。
ライターの鈴です。全ての作品の書評を一度に書くのは大変なので、何度かに分けて掲載していきます。
- 赤髪の白雪姫 あきづき空太
- 学園ベビーシッターズ 時計野はり
- ユキは地獄に堕ちるのか 藤原ヒロ
- 君のコトなど絶対に 田中メカ
- 狼陛下の花嫁 可歌まと 感想(3)として近日公開予定
- ラストゲーム 天乃忍 感想(3)として近日公開予定
- 水玉ハニーボーイ 池ジュン子 感想(4)として近日公開予定
- ツインロール 晴海ひつじ 感想(4)として近日公開予定
- ウラカタ!! 葉鳥ビスコ 感想(5)として近日公開予定
- うそカノ 林みかせ 感想(5)として近日公開予定
- オトナの小林くん 森生まさみ 感想(6)として近日公開予定
- 図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 弓きいろ 感想(6)として近日公開予定
- 花嫁と祓魔の騎士(エクソシスト) 感想(7)として近日公開予定
- 【読み切り】純情ミッション 佐倉なつき 感想(7)として近日公開予定
ユキは地獄に堕ちるのか 第22話 つながる想い (藤原ヒロ先生)
ユキは自身に宿る先祖【雪】の過去や六辻村の真実を知ります。時は遡り800年前、雪は通りすがりの僧侶である俊良(しゅんりょう)と心通わせます。
しかし俊良は村を救うために自らを犠牲に…雪はその結末に納得できず俊良の弟 圓良(えんりょう)と閻魔王に直に抗議しますが、そもそもは人間が原因だと退けられます。ごもっともです。
「俊良を救えるなら 地獄の底から這い上がってきてみせる」と宣言する雪が印象的。事実這い上がってきているので有言実行で格好良いです。圓良はそんな雪に惹かれたようで、しかも彼は天哉の先祖だそう。「惨めな奴」とか言っちゃったね天哉(笑)
今まで六辻村のしてきた儀式は封印の補強でしかなく、一度封印を解いて改めて封じるといった根本的な解決の術があること。そしてその方法は「また誰かが一人犠牲になる」という事実が明らかになります。展開としては盛り上がるけど過去、現在どちらも不穏です。
ユキと雪の対話シーンでは雪の俊良への想いが伝わってきて良かった。でもその後の雪の挑発に乗せられてキスする天哉に対しては、ときめきより若干イラっとしました。
ユキちゃんだけを見て欲しいなぁ、と思った矢先での告白シーン!予想外でした。こんなに女の子を真っ赤にさせといて「俺のこと好きか?」と確認する天哉は子どもなのか。それとも実は自信がないのか…。天哉の唯一は【ユキ】と【雪】どちらなのかな。来月号が楽しみです。
君のコトなど絶対に 第13話 (田中メカ)
夢の中で10年前の自分と対話することで天真ちゃんへの恋心を自覚したレオ。本当はひと目惚れだったのに、いつのまにか気持ちが裏返っていたんですね。
そしてレオは気づきます、自分は好きな女の子に一体何をさせているのか!?と(笑) 家でメイド服着せて家事手伝いとかシンデレラ扱いだものね。対等な関係になるために止めようにも、天真から全肯定されて本当自業自得です(笑)
自覚してからのレオが挙動不審すぎて笑えます。しかも天真の「ボロボロにして捨ててもらうために、レオのことちゃんと「好き」になるからね!」が心に突き刺さる。今までのしっぺ返しが次々と!レオしっかり立って!!
そしてライバル薔薇園会長の登場でますます盛り上がりそうです。私は駅伝大会から割と会長がお気に入り。正々堂々明るいライバル!レオも会長も恋愛初心者で面白い。会長は天真の親戚と連絡を取ることに成功したようです。天真は
身内が近くにいないからレオの家に世話になっていた訳で、これで天真がレオの側にいる大義名分がなくなります。どうなることやら?
「君コト」は9月号から再開予定。だいぶ先ですね!?せっかく物語が展開してきたのに残念ですが、次号重大発表があるようで…
田中メカ先生の「朝まで待てません!」は1/5発売です。
みなさんの感想もよければ、コメントで聞かせてくださいね。